ストレッチだけじゃ柔らかくならない!本当の柔軟性とは?
2025年07月07日 13:32
こんにちは!
「毎日ストレッチしてるのに、全然身体が柔らかくならない…」
そんなふうに感じていませんか?
実はそれ、あなたの柔軟性が足りないのではなくて、“柔軟性の使い方”が足りていないのかもしれません。
柔軟性を本当に高めるためのヒントを分かりやすく紹介します。
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ストレッチだけで柔らかくなる…わけじゃない!
ストレッチをすると、一時的に筋肉が伸びてラクになりますよね。
でも、それがずっと続くかというと…残念ながらNO!
理由は簡単で、ストレッチは「一時的に筋肉の感覚をゆるめる」だけのことが多いから。
体を本当に「柔らかく・動かせる」ようにするには、もっと深いアプローチが必要なんです。
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柔軟性=「動かせること」
そもそも、柔軟性ってただ関節が動けばいいんでしょうか?
例えば、あなたが前屈で手が床にベターっとついたとしても、
その可動域を自分の力でコントロールできなければ意味がないんです。
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FROMがとても大事!
FROM = Functional Range of Motion(機能的可動域)
ざっくり言えば、
「体をどこまで動かせるか」ではなく、
「自分の力で安全にコントロールできる範囲」のこと。
例えば…
• 誰かに脚を持ち上げてもらって上がる → これは“ROM”(受動的な可動域)
• 自分の筋肉を使って脚を上げてキープできる → これが“FROM”!
つまり、「使える柔軟性」こそが本物の柔軟性。
そしてそれを育てるのは、ストレッチじゃなくて運動制御(モーターコントロール)と筋力なんです。
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モーターコントロールって?
モーターコントロール(運動制御)とは、脳と体の“連携”で動きを正確にコントロールする力のこと。
柔軟性がないと感じる人の多くが、実はこの“動かし方”が苦手なんです。
✔ 力の入れどころが分からない
✔ 関節を安定させられない
✔ バランスを崩しやすい
これらは筋肉の硬さではなく、体の動かし方を神経系がうまく学習していないサインなんですね。
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じゃあ、どうすれば柔らかくなるの?
ストレッチも大事ですが、それにプラスしてこんなことをやってみてください👇
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柔軟性UPの3ステップ!
ステップ①:動かすストレッチをやろう
ただ伸ばすんじゃなくて、「関節を大きく動かす」ことで神経と筋肉を一緒に活性化!
【例】股関節をぐるーっと大きく回す
ステップ②:筋肉を“使う”トレーニング
伸ばした可動域を、自分の力でコントロールする練習をします。
【例】片足スクワット
ステップ③:正しいフォームで動作練習
ランジなど、基本的な動きを丁寧に行いましょう。
このとき姿勢制御(フォーム)が崩れていたら、FROMも活かせません。
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まとめ:柔軟性は「神経と筋肉のチームプレー」
✅ ストレッチだけじゃ柔軟性は上がらない
✅ 柔軟性=動かせる可動域(=FROM)
✅ FROMを育てるには、筋肉を動かしながらコントロールするトレーニングが必要
「使える柔軟性」は、見た目の柔らかさよりもケガを防ぎ、パフォーマンスを上げる本物の力です。
「ただ伸ばす」から「使って伸ばす」へ。
あなたの柔軟性トレーニング、今すぐ見直してみませんか?